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08 「健常者も憧れるスーパー車椅子」構想
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貴方自身も思わず「乗ってみたい!」と思うような全く新しい車椅子。社会をより楽しく、より良いものにしていくためのアイデアを一緒に検討しませんか?
実施者
氏名 所属 専門分野
信田 誠 京都リサーチパーク株式会社
総合企画部
物理工学
小森 雅晴 京都大学 工学研究科 機械理工学専攻
中口 孝雄 京都大学 情報学研究科 社会情報学専攻
課題内容
 高齢化の急速な進展とあいまって、日本での車椅子ユーザーは増加傾向にあります。ユーザーの中にはアスリートとして活躍されている方も一部にいますが、多くの方にとっては移動補助装置であり、不自由さを抱えて生活しています。座り心地や運動性能に加え、形状も、利用者の外出意欲を掻き立てるものとなっていません。

 今回、サマーデザインスクールで提案したいのは、乗ると心がウキウキして、思わず乗って外出したくなる車椅子です。
  • 「これに乗って街に出たい!」と誰もが思うカッコよさ。
  • 「これに乗って、どこまでも行きたい!」と思える座り心地。
  • 「どんな悪路でも軽々乗り越える!」という高い運動性能。
そんな車椅子を機能性、デザイン性、利便性等の多角的観点から考えます。

 年間5,000万人以上の観光客が訪れる京都。しかし、まだ車椅子ユーザーの方々が訪れやすい京都にはなっていません。京都市では「歩くまち京都」を実現するためバリアフリー化を進めていますが、まだまだ様々な場所が未対応です。また2020年には東京オリンピックの開催も決まり、今後ますますの来訪者の増加が予想されます。
 世界中で関心が高まっているIoT技術を活用し、車椅子が移動情報を自動的に収集していくシステムも検討することで、バリアフリーの推進に貢献します。
 この車椅子を京都から実現することで、「誰もが歩けるまち・京都」の実現を一緒に考えませんか!
教育目標
参加者は車椅子を使ったフィールドワーク等を通じて、具体的な課題を見出します。さらにブレインストーミングを通じて「モノづくりにおける利用者を思いやる視点」を参加者と共に学習します。 また共同学習を進める中、参加者間の「多様性の認識と受容」を促しながら、相手を尊重しつつも全体としてのアイデアをまとめあげていく、というステップの共有を目指します。
デザイン理論・手法
【デザイン手法】
  • 実際に車椅子に乗って移動してみるフィールドワーク
  • ブレインストーミング
スケジュール
1日目
午前
  • 自己紹介、課題の確認
  • 既存の車椅子の抱える問題点の整理
午後①
  • KRP地区内での車椅子試乗
午後②
  • 市内中心部へ移動し、車椅子試乗
2日目
午前
  • 試乗から得られた課題・問題点の整理
午後①
  • 上記を踏まえたアイデアのブラッシュアップ
午後②
  • 課題解決案の検討
最終日
午前
  • プレゼンテーション準備
午後
  • プレゼンテーション