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02 20年後の未来を支える初等教育環境のデザイン
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関係者・関係組織
実施者
小山 誠之(パワープレイス株式会社)
濱村 道治(パワープレイス株式会社)
小出 暢 (パワープレイス株式会社)
観音 千尋(パワープレイス株式会社)
課題内容
現在の社会,特に日本では,国境を越えて活躍し,世界を牽引できるようなグローバル人材の育成についての要請が高まっている.本テーマでは,未来社会を支える人材の原石である子供たちの教育環境のあり方について,過去から現在までの教育環境の変遷と,現在そして未来に求められる状況を理解し,社会と子ども達の中間にあたる世代を中心としたフィルターにより考察・デザインすることを目的とする.今の小学生たちが実社会で活動している20年後を見据え,物怖じせず世界と会話できるパーソナリティや,異なる思想や意見を自信をもって保有できるパーソナリティを持つためには?他人の意見,発想及び自分とは異なる行動について,排除することなく自分の中に取り入れ,消化し,新しい発想や行動に転換・創造できるチカラを獲得するためには?などを,現在の初等教育現場を観察して,子ども達の今を認識すると同時に,現在の高等教育をはじめとする教育環境の情報提供を行い,多様な視点を持つメンバーで共有分析,発想することで,これからの初等教育環境のあるべき姿をデザインしていく.最終的にはストーリーテリング的な手法により,未来を担うグローバルに活躍できるパーソナリティを創造する初等教育環境のあるべき姿とそこで育まれた子供たちの未来を表現・デザインする. デザイン対象は,「空間だけ」に留まらず,教育を支える「情報技術」のあり方,教育を取りまく「モノ」のあり方,教育に携わる「ヒト」のあり方等,制限を設けずに発想する.
教育目標
初等教育現場の変遷(現在を含む)をフィールドワークやインタビューから得る事により,それぞれの時代における初等教育環境のデザインの意義を理解する.そしてその事実と社会に求められている状況を踏まえ,グループワークを通じた多様な視点から問題や課題を抽出し,あるべき姿を先読みし創造する.過程においてはグループ内で新たな次元に飛躍する発想手法を体験する.また,本テーマを通じてグローバル人材とは何なのかを自分に置き換えて考察することにより自らの学習意識を向上させる.
デザイン理論
環境デザイン(ヒトとヒト~ヒトとモノ~ヒトとモノを取り巻く環境全て)
デザイン手法
下記の手法について講義を実施し,ワークにおいて実践する.
  • フィールドワークでのエスノグラフィ
  • ユーザー・センタード・デザイン(知る,創るのフェイズで応用)
  • エビデンス・ベイスド・デザイン(教育環境のベンチマーク)
  • ブレインストーミング(KJ法,シックスハット法など)
スケジュール
一日目
午前
  • アイスブレーク&基本情報提供(初等教育環境の変遷,など)
  • グローバル人材とは?(情報提供&ブレインストーミング)
午後
  • 子ども達(初等教育現場)の「これから」のブレインストーミング
  • 京都府内(もしくは大阪府など近郊)の初等教育現場の見学【会場外移動】 (フィールドワーク,ベンチマーキング)
ニ日目
午前
  • 京都府内(もしくは大阪府など近郊)の初等教育現場の見学【会場外移動】
  • デザイン案を飛躍させ具体的なストーリーへ(シックスハット法など)
午後
  • ペルソナ手法による検証(ユーザーセンタードデザイン)
  • ストーリーテリングによるアウトプット検討
三日目
午前
  • 「10年後の未来を支えるこれからの初等教育環境」のプレゼンテーション作成
午後
  • プレゼンテーション