Katsumi Tanaka / 田中 克己

情報学とデザイン学の関わりでは、サイバー・フィジカルな情報メディアのデザイン、および、情報のデザインが重要であると考えています。情報 メディアは、情報の発信・共有・受信を行う基盤であり、このような情報メディアのデザインをどのようにすべきかを考えることが重要です。今後 は、サイバー空間と物理空間の両方を融合した情報メディアの構築が重要であると考えています。一方、発信・伝達すべき情報そのものを、どのよ うな形で提示するのかが、情報デザインです。伝達すべき情報の構造化、および、提示に関する技術・方法論を確立していく必要があります。この ような、情報メディアおよび情報のデザインを考える上では、これまでの情報学が培ってきた技術だけでは不十分であると考えています。いわば、 情報デザイン学といった学術分野に発展していけるとよいと考えています。

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